川をくだる。

頭の整理日記。

Gに始まりGに終わる

 

最近、地味に嫌なことや無理なことが続いてる。くだらないことなんだけど、非常に疲れたので整理するために書き出します。

 

部署移動してからの1番忙しい時期をやっと抜けて、ほーっとしていた土日のこと。

 

まず、Gを踏んだ。

お出かけしてルンルンで帰宅して、電気を付けるために暗闇を歩いていたら、なんか踏んだな?嫌な予感がする、と思い、恐る恐る足の裏を見たらミニサイズのGだった。むりすぎて、掠れた悲鳴が出た。取り敢えず常備しておいた氷結ゴキジェット噴射しまくったら死んだ。帰宅したら色々作業を片付けようと思ってたのに、気持ち悪すぎて全ての生きる気力を無くしてしまった。

実は帰宅途中、初めて最寄り駅付近でGが道を歩いてるの見ていて、虫の知らせだったのかもしれない、ムシだけに...。

この日、Gを踏んで以来、私の人生はG以前と以後に完全に分断されてしまったようだった。G以前に私の人生に起こった出来事は、全てGの伏線に過ぎなかったのだ。そして、G以後の人生はG以後に過ぎず、あとはただ死を待つのみ。Gの終焉と共に、私という存在はようやく解放され、真に自由な人生を歩めるとも言える...。そう思ってしまうぐらいにはショッキングだった。

取り敢えず本当に気持ち悪かった。ぐにゅってしてた。人を喰う巨人が存在しないこの世界では、「駆逐してやる」という言葉はGに対して1番使われているに違いない。というか、あの動きが素早く退治が困難なことで知られるGを踏むことができた私って、逆に幸運の持ち主で最強で神なのかもしれない。...部屋にハッカ油撒きます。

 

あとは、久しぶりにちょっと良いお店で買った瓶のパスタソースを開けたらポワポワの白いカビが生えてて悲しかった。私の自炊を怠る怠惰さ故に、食べ物を無駄にしてごめんなさい。

 

クライマックスは、上司に怒られて残業してすっごく嫌な気持ちで帰宅したら、電気が止められてた。

なんだか最近、電気の支払いに対する記憶があやふやで心の片隅にほんのり不安があったのだが、仕事が忙しいことを言い訳に完全無視をしていたら、案の定最悪の結果となった。ああ〜忙しいを言い訳に生活を怠るのは辞めよう。生活を顧みようの会。

しかし、意外とこういう時に適応力が発揮され、取り敢えず買ってきたレンチンの要らないお惣菜にがっつき、最寄りの温泉の閉店時間を調べ、すぐさま深夜の商店街に繰り出した。

まだ週半ばだし眠いし疲れてるし...友達の家に泊まるより自力でどうにかしたほうが気が楽だった。

 

話が逸れるんだけど、温泉に行っていつも不思議に思うのは、温泉で見る人の身体はたるんでいても細くても太くてもみな等しく清潔にみえるということ。入浴を目的とする場所でただ入浴をしているだけの裸体には、なんの意味もなくて、気楽ですごくいいなと思った。

 

部屋に戻ってからはインテリアとして買った充電式ライトを電気がわりにしたし、朝はアイロンがけの要らない服を着て出かけて、意外と適応力がある。

 

翌日はどうにか電気を復旧させなくてはいけないという焦りで、会社休みてえ〜〜と思ったけど出勤して偉かった。

 

そして最悪な気分の重い心身を引きずりなんとか出勤したものの、会社で朝から弊社のイカれた部分を煮詰めたような人間関係のトラブルが勃発しており、気が滅入るを飛び越え、早くここを脱出したい気持ちで溢れかえってしまった。

 

そんな最悪に最悪を重ねた事態が起きていようとも、兎にかく心の平穏を保つ為には電気を当日中に回復させる必要があった。仕事中にこっそり抜け出し多分合計1時間ぐらいは電気会社に電話してた。電気会社はとにかく回線が混み合っているし電話先をたらい回しにされたのでストレスがすごかった。けど...原因は自分なので...電気会社の皆様、お忙しいところ、お手数をお掛けし大変申し訳ございませんでした。

 

電気は無事復旧したけれど会社の人になんやかんやあって電気が止まったことが伝わり、私がオワリ人間であることが周知の事実となった。この勢いで全ての期待値を下げていきたい。

 

そして今日に至る。今日の最悪ポイントは仕事。

今苦労している案件がホント意味分かんない...!理解できない私って、頭悪いし愚か!と思っていたら、自分の前々任がミスして休職のきっかけとなった案件と同じらしいと知り、そりゃ難しいわとなった。そんな仕事を2年目にやらせないで欲しい。弊社と世界に対する怒り。

 

入社して一年半ぐらい?だけど、その短期間で今までの人生で浴びた怒られ量をとうに越えている。辛いとか自責の念とか申し訳なさを飛び越えて、もう心が乾いていて怒りで満ちている。メンタルは強くなったけど、毎日死ねやという感情でいっぱい。向上心もなければ素直さからもかけ離れ、誠実さのかけらもない人間性の欠けた2年目になってしまった。

 

最後に個人的なおもしろエピソード。

今日の帰りの電車内でGが闊歩しており、車内が騒然としていた。小さな生き物が動き回っているだけなのに、人間が避けて逃げ回る様は客観的になかなか滑稽でおもしろかった。完全に他人の電車内の人々が一匹の虫に注目して同じような感情になっているのも、なかなか無いことだし、おもしろかった。

 

今週本当に仕事に集中できなかったしずっと眠すぎて辛かったんだけだ、こう振り返ってみると仕方がないような気がする。

 

そして運命なのかなんなのか、

Gに始まりGに終わった2週間だった。

 

こんなことあるんだ。